2020年10月30日
安値続く欧米市場
いよいよ残りあと数日に迫ったアメリカ大統領選挙、
ですが民主党支持者ならずともアメリカ国民全体、或いは世界中が懸念するのが2000年のゴタゴタの再燃にはなりはしないかということ。
ブッシュ(息子)とゴアが戦った大統領選、その僅差の票数を巡ってイチャモンをつけたのが共和党のブッシュ候補でした。
フロリダ州の票を数え直せだの、パンチ・カードに穴をあけるタイプの投票用紙できちんと穴が開いているかだの空いて無いだの・・・・・、
結局12月になるまで誰も敗北宣言を出さず、誰が大統領になったのか分からない、という異例の時期ができました。
最後には法廷闘争となり、数え直しは却下。ブッシュの弟が知事を務めるフロリダの選挙人25人はブッシュ陣営の手に落ち・・・・
それまでのクリントン政権を覆そうと共和党陣営も必死だったんでしょうが、後進国も呆れる混乱ぶりはアメリカ政治の信用を大きく失墜させるものでした。
来週の今頃、またこんな混乱が始まるのではないかとメディアも世界もヤキモキしています。
もしも、スッタモンダの挙句にトランプの再選という結果にでもなればNY株価は一体どんな急変化を見せるのか、2016の悪夢を再び見せられるのはゴメンですよね・・・・・
株式相場は大概こうした局面で先の状況を織り込んだ値動きを見せるものですが、ここ数日の混乱ぶりを見ているとマーケットの達人ですら予測のつかない展開が待ち構えているのかもしれません。