2020年09月15日
9月15日
とくれば敬老の日が通り相場でした。昔の話、じゃあ2000年の今日はといえばシドニー五輪の開幕。パラリンピックじゃなくてオリンピックの開幕でした。オーストラリアに出来た9月開催が何故東京に出来ないのか?今でも疑問が募りますが、この年のヒロインはなんと言ってもQちゃん、高橋尚子選手のマラソン金メダルでした。
五輪の後のもう一つの楽しみは新聞各社が大急ぎで発行するオリンピック写真集。現地でフィルムを現像後、航空便で輸送するので数十時間のタイムラグは不可避でした。
電送写真もまだまだ未成熟、そんな中にあってデジタル一眼レフを使ったスポーツ写真がようやく実用レベルまでクオリティアップしたのもこの頃でした。
五輪の回を重ねる毎にカメラも進化、いつしかフィルムカメラは忘れられた存在になっていました。オリンピックのタイミング毎に進化を繰り返してきたニコンのFも1988ソウルの4、1996アトランタの5あたりまでが陽の目を見た最後。F6登場の頃にはD1以降のデジタル機種に主役の座を明け渡していたものです。
そう考えるとシドニー五輪も随分と昔の話に感じられる今日この頃です。