2020年07月24日
1982長崎
アメダスという名前の聞き慣れない気象データアセンブルシステムが桜井洋子アナウンサーと共にテレビ画面に登場した1982年のちょうど今頃、長崎地方は時間雨量が180mm以上を記録する激しい豪雨に見舞われました。
夜が明けてTV画面に映し出されたのは有名な眼鏡橋のバラバラに崩れた変わり果てた姿、死者不明は計299人にも達する大災害でした。長崎の街を歩いてみるとわかる通り急坂が多く急傾斜地に建てられた物件もまた多いのが特徴。河川にも一気に雨水が流れ込み、洪水被害というより鉄砲水の直撃を受けたような印象でした。
今年も九州西部を中心に甚大な被害をもたらした集中豪雨、昔に比べて観測機器も精度も上がっている筈なのにこうした豪雨は直前まで正確な予報が難しいのが現状です。富嶽のようなハードを使って精密な気象予測に役立てる予算を何としても最優先で決めて貰いたいものです。