2020年06月22日
写経に込めた
生まれて初めて写経なるものを体験しました。
自粛解除でようやく受付再開、で五反田近くの薬師寺東京別院へ
写経とはつまり般若心経を書き写すことで、薄い紙越しにお手本が見えるので難しい事は考えず、準備された硯と筆を手に取ります。
書き写すだけなら超簡単
な訳がありません。練習なしのいきなり本番!筆も細いしフォントも小さいので墨のつけ具合、線の太さから何から結構神経を使います。
無という漢字が頻繁に登場しますが全て同じタッチで書くのは至難の業。時間とともに筆先も乱れて来るので安定した調子を維持することはますます困難になっていきます。
所得の文字には思わずチカラが入ってしまいますが、ひとつひとつの言葉の意味も考える暇がありません。
悪戦奮闘の末にようやく書き上げ、最後に願いごとを書き添えます。もちろん新型ウィルスの終息と以前どおりの暮らしの回復を願っておきました。
落ち着いた環境の中、技術と集中力を総動員するこんな時間は生半可なゲームよりも達成感に優れます。
書き上げた般若心経は奈良の薬師寺に奉納されるそうです。獲得ポイントは付きませんが、願いが叶うのならば苦労のうちには入りません!
コロナウィルスの沈静化と元どおりの暮らしに戻れる様願いを込めます。