2020年04月29日
ひっそり登場
この3月期決算の予想では各社想定外の下方修正を強いられています。日産もリーマン・ショック以来の赤字を免れない模様。経営陣の刷新は図っても車種構成はそのまま、なのも一因?
・・・・・・1970年なんか年頭にサニーの新型登場、春にはローレル、夏にはスカイラインに2ドアハードトップの追加、(GTーRもHTモデルに)秋には本格前輪駆動モデルでリッター・カーのチェリーが誕生、次の年明けにはセドリック、グロリアの全面刷新が控えるといった具合。販売店網もプリンス系にチェリー店が加わり、5チャンネル体制としてカローラ、コロナ、セリカ、カリーナと売れ筋が一新されたトヨタに対抗。
まあ、右上がりのあの時代と比較するのも酷だけれど、販売店どころか工場がストップしてしまったら開発中の次期型試作車をラインに流すわけにもいかず、発表予定だった新型車も軒並みスケジュール見直しを余儀なくされている頃です。
そんな中ですが日産からはひっそりと新型車の登場です。
大好評のデイズに続くトールボックス版・"ルークス"です。
すでにモーターショーでお披露目済みですが、販促活動がパッタリ止まってしまった事が驚きでもあり残念なデビューです。
まだ、銀座に人の往来があった頃の写真を引っ張り出して来てみました。このクルマでホンダのライバルBOXに対峙しようという訳で、商品力は日産最強レベル。とにかく不満など見つけようのない出来栄えです。
本来なら連休とあって、キャンプも買い出しも、勿論海岸でサーフィンや山登りのお供にも重宝し・・・・・のはずが、今年は外出もままならず、高速の割引はなし。緊急事態の間は十分以上のシーとスライド量で生まれるカーゴ・スペースを活かしたスーパー(往復)カーとしての高性能を発揮するしかなさそうです。