2020年04月16日
あの巨人と?
先日発表されたのがホンダとGMによるEVの共同開発。アメリカも本格的に電気自動車の時代に向けて舵を切った(のか)な、という印象です。今回の発表はあくまでも北米向けの車種という事で日本は蚊帳の外。で、このニュースが何故重要かというとその電池に理由があります。
両社ともこれまで独自にEV開発、市販はしています。(ホンダは欧州販売から)
今回採用される電池はGMと韓国LGグループ系の共同開発。(ホンダeはパナソニック、日産リーフはNECとの合弁系)で、今度のGMはリーフと同様パウチしたセルを積み重ねて電池ケースを構成するというもの。つまり空間を無駄無く使えて、電池の形状も自由度の高いデザインが使えるという事です。
今回共同開発されるクルマはGMが車台と電池を用意してホンダが自前の北米向けデザインのボディを乗せるというもの。サイズは不明ですが日本で買えるEVよりは大型のものと想像できます。さらに電池のデザインを変えれば売れ筋の小型トラックにも展開可能。ホンダの生産設備が使えるのもGM側にはスケールメリットになります。このところ急伸長するテスラと真っ向から対決する図式がこれで出来上がりました。
原則、パナソニック系に頼るトヨタがどう、応戦してくるか?ビッグスリーを巻き込んだ日米のEV開発はここから新たなフェーズに突入した、と言えるかもしれません。昨年モーターショーに顔を見せトミカでも発売されているアレがトヨタ最新のEVと睨んでいるのですが・・・・