2020年02月17日

COVID19

新型コロナウィルス,COVID-19の感染が広がっています。動員数7万人のCP+に加えて東京マラソン一般ランナーの参加も、天皇誕生日の一般参賀も中止が発表されてしまいました。
不特定多数の一般客が多数の同じカメラに触れることになる大規模なコンベンションの類は残念ながら仕方ないとして、3万人が走る東京マラソンの場合は、万一その中に国内感染者がいた場合、やはり大規模感染の恐れが生じてしまう、という主催側の危惧も致し方ないところです。せっかく当選したランナーも来年再び参加費を払わねば走れない、という経済的なダメージも可哀想過ぎです。
台風の影響で即位記念のパレード延期を余儀なくされた天皇陛下としては、今回が初めて迎える天皇誕生日、のはずだったのが国民からのお祝いの機会を奪われてしまうとはなんともお気の毒な・・・・・
思い出すのは昭和の終わり頃、当時の天皇陛下ご病状を気遣って国民が一斉に自粛ムードに走った1988年の秋以降のことです。イベントに携わる関係者はそれこそ大変な騒ぎでした。
そして社会が大きく揺れ動いた時期がもうひとつ・・・・

1973年秋、中東紛争のあおりを受けて石油輸入が滞り、原油価格が高騰した石油ショックも時代です。石油製品だけではありませんでした。今、マスクが品薄だったように紙製品が市場から消失、ティッシュペーパーは見つかれば大人買い、トイレットペーパーがあるトイレには鍵つきのホルダーが登場したり、家庭で使えない太巻きのペーパーが現れたり・・・・テレビの放送時間もライトアップも時間が短縮され、敗戦以来日本人が初めて節約を重視する生活を見つめなおす機会となったものでした。
どちらのケースも共通していることは、一体いつまでこの状態が続くのかという不安。その渦中にあった当時は先の見通せない不安で一杯でした。終ってみれば、でしたが、今回のウィルス禍は三月の見通しすら不透明なものにしようとしています。

| 18:41 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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