2020年01月15日
今年のボロ市
正月気分も世田谷ボロ市の頃にはすっかり影を潜め、平常の毎日があっという間に過ぎていきます。年末と年始、曜日に拘わらず15,16日に開かれるボロ市は相変わらずの大盛況・・・・といっても品揃えは微妙に変化しています。
この十年の間にフィルム・カメラやそれを扱う店は殆ど見かけなくなりました。文字通りボロ同然に並べられて突然の雨粒を被った一眼レフ・カメラの姿が痛々しくも感じられます・・・・・・
同様に今までは半ばボロ同然の扱いだったミニチュア・カーが若干増え、中には極上物のお宝アイテムも目立つようになりました。ヤフオクやフリマ・アプリの台頭で、下取り/再販のマーケットが確立されているからなのでしょうか?店主のオバサンはどう見てもコレクターには見えないし、どこかに仕入れ先の市場が存在するのか?
目を凝らして隅々までみると、サファリラリー仕様の510系ブルーバード・クーペがあったり、モーターショー限定品の(初代)コペンがあったり...値段もそれ相応ですが、アプリと違い実物を目にすることが出来る機会は貴重です。
結局、手に入れたのはホンダのN-ONE。ノーマル仕様は発売時に入手してありますが、ワンメイク・レース仕様は初めてです。おぼろげに見覚えがあるのはセット売りされていたからでバラ売りは特注品を除くと記録にありません。
さすがにフォードGT40の姿は見かけませんでしたが、まずまずの収穫だった、といえるかもしれません・・・・
ほかにもオタクな書籍が安く手に入るのもボロ市ならでは。東急車輛の変遷をコンパクトにまとめたものや、昭和40、50年代の国鉄車両をまとめたムック本、古本市でも見つけづらくなったこの種の本が見つかるのも、またこの市の楽しみです。