2019年11月18日
2度あることは
F1グランプリで今季ホンダエンジン搭載車が3勝目を挙げました!Aston Martin Red Bull Racing(powheredred by HONDA)のフェルスタッペンがポールTOフィニッシュ、
2位にはやはりホンダ・エンジン搭載のトロロッソ、ガスリーが入賞。それも僅差のワンツーフィニッシュを飾ることになったのです。ホンダにとっても思い出多きブラジル・インテルラゴス・サーキットのグランプリで!
記憶の糸を辿ればホンダがシーズン3勝目を挙げるのは90年代初頭、まだセナがチャンピオン争いにしのぎを削っていた頃のマクラーレン・ホンダ時代以来のことになります!・・・12気筒エンジンではない、現行のスペックではもちろん初めての快挙。既に年間タイトルは他チームに決定済みですが、来季に向けて楽しみなニュースです。
さてこの頃のF1は費用高騰を抑えるために、ますます規制が強化されています。2021年には年間予算の上限さえ設けられて無尽蔵の開発競争は出来ない構図となりそう!
技術のショールームとしてのレースの在り方よりも興行として魅力を保つための残念な決定でもあります。実はこの方向性、アメリカのレース興行に倣った方向と見ることもできます。
アメリカ版F1のインディ・カーレース・シリーズでは例えば高価なブレーキ部品の使用を禁じたり、水で消火できるメタノール燃料を義務付けたり、必ずしも高性能重視ではない、チーム間の格差が出にくいレギュレーションが数多く設定されて来ました。
興行としてのレース展開重視ならばこうした方向も否定すべきものではもちろんありません。でも、いち自動車ファンとして新技術の開発競争が見られなくなるのは残念至極。むしろ発展途上にあるフォーミュラEにも注目したい、と思うのですが・・・
この日は奇しくも本田宗一郎氏の誕生日、113年目の祝杯でもありました!