2019年08月07日
OriHime eye &ロボット
参議院選挙の結果を受けて、にわかに注目を浴びることに成ったVRロボット。自民党の平将明衆院議員が6日、分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の実証実験を公開しました。永田町の事務所と地元の大田区を結んで、遠隔操作で日程を打ち合わせる様子を公開したものです。
写真でノートPCの脇にいるのが「OriHime 」大きさはほぼAIBO並み。
このかわいいロボット・オリヒメの向こう側にはALS: 筋萎縮性側索硬化症と闘っているひとりがいます。こちらの映像、音声はOriHimeのカメラを経由して彼女の元に届き、彼女は視線入力でメッセージやOriHimeのジェスチャーをレスポンスしてくれます。文字メッセージは合成音声で読み上げられ、うなずき、拍手、いやいや、といったジェスチャーもOriHimeが代演してくれます。
AIBOの場合はクラウド依存なのでレスポンスに10秒ほどかかりますが、こちらの彼女は視線入力にも習熟し、もっと早い反応を見せてくれます。
ヴェンチャービジネスから生まれたこのシステム、PCを含めた1セット/レンタルが50万円弱と値が張りますが、普及しだいではいくらでもコストダウンできるでしょう。大企業の参入・量産にも期待したいところです。医療分野におけるロボティクス・拡張現実の技術開発には大きな期待と可能性が膨らみます。