2019年08月06日
八月六日
8月6日は広島原爆忌の日、こんな当たり前の事実を今の子供は半分も知らないという調査結果もさして驚かれなくなりました。では子供時代にどのように原爆の日を過ごしたのか?といえば、夏休み中のこの日は朝から木島則夫モーニング・ショーでも桂小金治アフタヌーン・ショーでも取り上げるネタは・広島に投下された原爆のことでした。
9日の長崎と併せてテレビっ子の我々世代にはごく当たり前の番組編成。さて、全国49の甲子園代表校の選手たちには8月6日はどの様に記憶されてゆくでしょう。
今年も夏の甲子園、熱い闘いの火蓋が切って落とされました。花巻東は宿願の優勝旗を持って帰れるか、東西・東京代表はどこまで勝ち進めるのか?初出場校は?興味の尽きない半月が始まろうとしています。
が、高校野球を取り巻く様々な問題点も浮上してきました。岩手県大会決勝でエース登板を見送った大船渡高校の監督采配には賛否両論、投手の連投問題に一石を投じた形になりました。もしも大船渡が甲子園の決勝で同じ立場に置かれたら、大船渡に限らずたった1人の英雄に依存した学校なら同じ問題に直面します。
ずば抜けた投手ひとりに依存した団体競技、という野球の特殊性も併せて考え直さなければならないのかもしれません。全員野球が得意なチームに有利なルールを設ければ結局は強豪校同士の戦いばかりになって、初出場や初優勝の難しい大会にもなりかねません。
夏休みを利用した開催時期もそろそろ再考を要するのではないでしょうか?甲子園という名前があまりにも神格化してしまい、誰も開催地を動かすなんて考えもしていない様ですが、応援はバス移動が大部分の現代、湿度の低い北海道東部や菅平高原で全国大会は開催不可能でしょうか?
球場の開場を徹夜で待つのも熱帯夜よりは高原の涼しい空気の中の方が体の為にもいいと思うんですが