2019年08月01日
ヒトは何故・・・・
これまでの累計販売台数1億8000万台をこえるpure電池駆動の四輪駆動車・・・自動車メーカーではなくタミヤ模型のミニ四駆と呼ばれる玩具シリーズです。テレビの番組もレギュラー化され、海外にも根強いファンを増やした玩具界のホームラン王・・・・・昭和的なヒット商品はいまだに売れ続けています。
一体なぜこんなにも支持されているのか?その理由を探ろうとタミヤのモデラーズギャラリーを探索してきました。会場には巨大なレーシング・コース、それを取り巻くようにエントラント達が順番待ちの長い列を作ります。走り出してしまえばあとは電池まかせの一発勝負。スタートまでのセッティングが勝敗の分かれ目となるだけに、マシンをセットアップするオーナーたちの目つきは真剣そのもの・・・・
見ているだけでは解らないので、さっそく一台購入してみます。車両は実体のない架空の車が多い中でトヨタ車がいくつも目に入ります。ルマンを2年連覇したことをお祝いしトヨタTS050に決定、モーター、シャーシ込みでボディはラジコンみたいな透明のポリカーボネート、塗装は裏側から吹き付けてから表にデカールを貼っていきます。
実はここが泥沼の始まりはじまり・・・・・・カタログリストに並んだパーツをざっと見渡してみると・・・・中空軽量プロペラシャフト、軽量穴あきHGボールベアリング、低摩擦プラ・ローラーセット、ショート・スタビライザーローラー、カーボン強化リアダブルローラーステー・3点固定タイプ、大径スタビヘッド・セット、マスダンパー・スクエア・ショート・・・・・・・もう、見ているだけで頭の中にはスペシャルなマシンが刻々と構築されてゆきます。そんなに高価なパーツはなく、金に任せて最強バージョンを組み上げることだって可能。
とりわけ重要な改造ポイントはジャンピングスポットでの姿勢変化抑制と着地ショックの緩和。セットアップや組み合わせをあれこれ考える楽しさは必然的にさらなる購買欲を増殖させてゆきます。メイクと同じでこれで充分、完璧!と満足する瞬間は滅多にやってきません。
ということが分ったところで、このクルマをどうチューンするか?・・・・・・ここにも一人ハマってしまったオトコが・・・・