2019年08月02日

そりのあわぬふたり

何となく反りの合わない奴、っているもんです。車の趣味でもそう。ツイン・ターボに4バルブは必須、エンジン配置はミッドシップでセミ・オートマが絶対。と信じる者がいれば他方でエンジンはパワー、それも排気量と最大トルクが何より。手荷物1つ積めない様じゃダメ。足回りも固定軸でガチガチに固めてない奴は軟弱者だ!という輩がいたり・・・・

マクドの大盛メニューみたいなタイトルのワイルド・スピードの最新作、もそんな正反対の二人(Hobbs & Shaw)が共同して悪の組織と闘う・・・・お馴染みの筋書き・・・のようですが、いつもとちょっとばかり雰囲気が違います。親分肌のヴィンディーゼルはプロデューサーに徹し、監督もデヴィッドリンチと間違えそうなデヴィッドリーチ監督の手に。
カーアクションもあるにはありますが、大立ち回りの格闘シーンが圧倒的に多いところが大きく違います。何故なら、人気シリーズのスピンオフ企画だから。
ワイスピ9の方は来春の公開に向けてに準備が進んでいるようです。

さて、そんな二人の大男に混じって立ち回りを演じ、オトコ勝りの活躍をして見せるのがMI6の精鋭女スパイ=ヴァネッサ・カーヴィーが演じています。

歴代ボンド・ガールを凌ぐその美しさと知性、それに力強さと抜群の運動神経を併せ持っていて、彼女のアップのシーンには毎シーン目を奪われます。その美しさをあえて例えるなら007第二作「ロシアより愛をこめて」に登場するダニエラ・ビアンキをよりフレッシュでワイルドにした感じ?それともリビング・デイライツに登場した女優の マリアム・ダボ をさらにアクティブな女性に仕立てたような・・・
あれ、前にも書いた様な気が。
「ロシアより愛をこめてのダニエラビ・アンキも人気の高いボンド・ガールでしたがヴァネッサは21世紀版のダニエラに推したい逸材です。知的で品があり、内に秘めた強さ、怖さも第1級。こんな女性を主役に据えたスパイ映画が在ってもいいかもしれません・・・・」

    http://pod.j-wave.co.jp/blog/newsroom/2018/08/mi.html
     (ミッションインポッシブル・フォールアウトについて)

ほーら、やっぱり言ったとおりに・・・・・・
ラブ・シーンもお色気サービスもありませんが、ほんの僅かな隙に見せる笑顔がまたチャーミング。スパイとしての職責もしっかりこなしています。こんな女性が次代007を襲名してくれるんならそれもアリかも!

忘れそうになりましたがカー・アクションはロンドンとカウアイ島(ハワイ)で展開。マクラーレンが登場しますがほとんど無傷。敵役はレインジローバーで、皆大破。他には4WDのトラックが対戦車ヘリと対決。バイク・スタントもふんだんに採り入れていますが、ヴァネッサの登場時間の方がはるかに上回ります。

| 12:31 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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