2018年05月27日
蚤取り侍
今度の阿部寛主演作品はとてもユニークな映画です。寺島しのぶ、豊川悦司をはじめ大竹しのぶ、風間杜夫といった実力派が脇を固めるのも魅力なら、裏稼業を命ぜられながらも果敢に「職務」に取り込む実直なキャラクターはどこかテルマエロマエに通じるところもあるようです。
前田敦子がそのイメージを拭い去るような思い切った演技を見せるのも魅力なら、しばしば登場する恋愛シーンで見られる体当たり的な演技も儲けもの感たっぷりです。
最後には思わぬどんでん返しが待っていますが、全くストーリー展開の読めない筋書き。あっと驚く大師匠がぴったりの役どころで登場するところもお楽しみです・・・・・・
どんな映画か想像もつきませんね、参考までに猫も蚤もさほど登場しません。タイムスリップもしなければローマ帝国にもワープしません。ネコの蚤取り稼業は江戸時代に実在したようで、その実態は映画で描かれた通りのもののようです。「この下手くそが!」いつの世もオトコにとってはかなり厳しいクレームのセリフです・・・・・