2018年04月13日
#aroundtokyometro01
複雑怪奇な東京の地下鉄網、頭の中に路線図が入っていればどれほど便利か?今ダニガラ携派のワタシはいつも検索無しで、おおよその最短ルートを探します。では,どうやったら膨大な地下鉄路線をアタマにインプット出来るか??
まずは東京の地下鉄の生い立ちからおさらいしてみます
都心を走る地下鉄で一番長い歴史を誇る銀座線。路線イニシャルはGでカラーは(初代1000系)車体色のオレンジです。
新橋、渋谷という二大ターミナルを結び、神田、上野で国鉄(当時)と交差する、山手線バイパス的な役割も担っています。虎ノ門、赤坂、青山といったJR駅の無い町には不可欠な存在。上野からの浅草詣でにも欠かせない存在です。 さて、東京に東洋随一の地下鉄が誕生したのは、もう80年以上も昔のこと。一番はやい開業区間は上野浅草間、僅か5分でした。最初の路線は渋谷・新橋間と新橋・浅草間。当初は別々の会社(東京地下鉄道と東京高速鉄道)が2つの路線を別々に運営していて、地下鉄新橋駅は会社別に二つがありました。当時の東京にはすでに蜘蛛の巣のような都電の路線網があって、現在走っている都バスの路線もほぼ昔の都電路線です。そこへ地下鉄で新規参入しようというわけですから、全くの新規路線か、競合しても採算の見込める路線から着手ということになります。渋谷も新橋も大ターミナル駅で、最短距離で結ぶ路線はまだない。浅草は今でも国際的に知られた観光スポットで国鉄(当時)の乗り入れがなかった・・・・・・・・・2社の最初の路線はこうしてスタートします。
二つの会社は戦後、営団として統合され、渋谷〜浅草間は直結運転されました。不要になった二つ目の新橋駅は、現代の秘境スポットとして注目を集めています。渋谷・新橋間には地上を都営バス06系統が走っていますが経路が全く違います。青山通りを赤坂見附まで進む地下鉄と六本木通りを溜池まで駆け抜ける都バスとでうまく住み分けができっているのかもしれません。
渋谷を出た銀座線は赤坂見附まで青山通りの真下を進みます。見附の交差点で大きく右カーブしてから新橋に向けて溜池通り下を進みます。JR新橋駅とは厳密に云うと駅北端のガード下で立体交差する形になります。そこからは銀座三越のある交差点めざして中央通り(一部銀座《中央》通り)沿いに進みます。銀座の駅名が付く丸ノ内線の銀座駅ホーム※とはやや距離があるのは丸ノ内線が違う道路の下を走っているからです・・・・・・・(つづく)
※当初の駅名は西銀座。
日比谷線が完成してからはホーム経由で両路線の乗り換えが可能となり、銀座駅に改称