2018年02月08日

0.001ミリ

きのう7日は朝から大きなニュースが続出。既に報じられた眞子様の結婚行事延期に加え台湾の地震、そして民間会社による超大型ロケットの発射成功です。
イーロン・マスクCEOといえばご存知電気自動車のテスラ社代表、ですが氏の目標は火星旅行、今回の実験は友人月面飛行に先駆けた実証実験でもあるのです。

液体酸素に推進剤を加えるロケットブースターを三基横並びにしたユニークなデザインも個性的ですが、特質すべきはその性能の高さとコスト。地球周回軌道なら5トン以上もの物資を運びあげることができます。コストの安さもですがさらに注目すべきは完全なリサイクル型ロケットであることです。

人類を月に送ったアポロ計画当時、高さ100mを超える巨大なサターンロケットのうちで、地上に戻ってくるのはおむすび型のアポロ司令船カプセルのみでした。
スペースシャトルの時代になるとシャトル本体はもちろん、ロケットブースターもパラシュートで洋上に降下させ、再利用ができました。でも液体酸素と液体水素を満載したオレンジ色の燃料タンクは使い捨て。耐熱タイルのメンテナンスにもコストがかかり、結局は退役を早めてしまいました。
今回のファルコンヘビーは宇宙に向かった3基のブースター全てが、地上(洋上のポッド)に戻ってきます。減速・着陸用の燃料は余分に必要ですがエンジン類は無駄にしなくて済みます。エンジンの推力を巧みに制御して、目的の場所に垂直に下りてくる様子はまるでサンダーバード1号や3号の帰還風景にそっくり。半世紀前には夢物語でした。

さて、夢物語をニュースで流す現実の国家が日本の北の方にも存在します。朝鮮中央テレビが放送した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の演説では
「神聖なるわれらの自主権を、0.001mmたりとも侵害できないようにしなけらばならない」と述べています。0.001mm=1000分の1ミリ、1ミクロンとは髪の毛の太さやスギ花粉の直径よりも遥かに小さく汚染物質のPM2・5をも下回る大きさ。一体どうやって自主権の侵害を測定するのかも見ものですが、一連の演説にスピーチライターが介在しているのかも気になるところです。
次の演説でどんなユニークな表現が飛び出すか?世界も見守ってい(るとおもい)ます。

| 23:06 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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