2017年12月08日
北川景子は北海道にいる
冬の北海道 雪の小樽を舞台にした「探偵はBARにいる」
松田龍平を相棒にした探偵の物語シリーズも3作目となりキャストも予算もこれまでを凌ぐスケールに。監督には今回、吉田照幸を迎えヒロインには北川景子、前田敦子の豪華な顔ぶれ。松重豊、リリーフランキーの実力派も加わって大作感が漂います。
不可解なトラック運転手射殺事件の現場からススキノのキャバレーで発生したお触り疑惑の現場検証へ。テンポの良い編集も心地よくグイグイ大泉洋の世界にひきこまれてゆきます。脇を固めるのもお馴染みのベテラン勢、ニヒルな松田龍平のキャラも一層完成の域に達しているようです。これなら父上からのOKサインも間違いないでしょう。目元がますます似てきました。圧巻は松田龍平がクライマックスに演じるアクションシーン。撮影二ヶ月前からトレーニングに励んだスキルを8時間の撮影で存分に発揮!
北川景子のハマリ役とも言えるキャラクターが魅力的で大泉洋ならずとも断れないオンナを演じてくれます。
結局最後はニガ虫を噛み潰したような表情で終わり、と判ってはいても最後まで展開の読めないスリルは見事な完成度、4作目も十分期待できる一流作品に仕上がっています。
公開初日には舞台挨拶を全国の劇場に生中継するおまけも!北海道のローカル番組から全国区に羽ばたいた大泉洋の代表作品として、是非興行収入でもいい数字を叩き出してほしいものです。