2017年09月11日
AIスピーカー(lifetec6)
初代iPhone(2G)が発売されてからちょうど10年。IT機器の世界もこの小さなデバイスのおかげで随分と様変わりしました。そして、この秋グーグルが日本でAIスピーカー、「グーグル・ホーム」(多分日本版)を発売するとアナウンスしました。
i-phoneに負けず劣らず社会に与えるインパクトは大きいかもしれません。10年前にはまだ実用化されていなかった「Siri」などの音声認識の精度も格段に向上し、もはやキーボードの助けを借りなくても入力のほとんどをカバーできるまでになっています。
それならば、と入力をマイクと音声認識だけに絞り込んだデバイスが今回のAIスピーカー。画面のないSiriだと思えばいいでしょう。いずれはモニターにつないで好きなyoutube動画を再生することも容易なはずです。
もちろんネット環境下になければ役に立ちませんが液晶画面が苦手な高齢者もターゲットと考えれば、この市場が爆発的に普及する可能性も含んでいます。液晶パネルも不要で価格的にも期待が持てます!
例えば・・・・・(未確認の機能ですが)部屋に戻ると電源オンのAIスピーカーに向かって「J-WAVEを聞く」と話せば、ラジコが立ち上がって、いま放送中の番組が部屋に流れる・・・・・あるいはヘッドラインニュース、と話せばタイムフリー機能で10時や18時から始まったヘッドラインニュースを再生してくれる(ここ、想像です。実験していませんので・・・・念のため)
もちろんお気に入りの楽曲をi-tuneなどからダウンロードするのも簡単にできるはず(それが主眼かも)「マイケルのスリラーを踊ってみた」と話しかければ、数多くある動画のノイズが再生され・・・・
ほかにも、ちょっと調べたいことがらがあれば「○×●×アナウンサーのプロフィールを教えて」と聞けば、即座にwikiの内容を読み上げてくれたり、玄関先のクルマのエアコンを先に入れておくとか、電気自動車の電池残量をチェックするとか・・・・・iPhoneで今できることがAIスピーカーで置き換えられていくでしょう。
問題は日本語の壁、同音異義語が多い上に地方によるイントネーションの違いをどう克服するか、関西で普及している冷コー、マクド、ユニバ、ひらぱーなどのローカルワードをどこまで辞書化するかなど、問題も山積です。
既に同製品を市場に投入しているLINE陣営をはじめ,NTTドコモグループも参入を発表済み。果たして今年末,AIスピーカーの話題がどの程度世間に浸透しているか・・・・・興味は尽きません