2017年08月15日
終戦の日に
(旧海軍)鹿屋基地に展示された「三菱零式」
(旧陸軍)知覧特攻平和会館に展示された「疾風」(屋外展示はレプリカ)
そして知覧で展示後、ただいまレストア中の「飛燕」
戦争の本当の恐ろしさを知らない世代には、日本の航空技術の優秀さを示すモニュメントとしての誇らしい印象の方が優っているかもしれません。が、特別攻撃という名前の下に戦時中の若い兵士たちが命を散らした搭乗機の数々でもあるわけです。では当時の若者たちは激戦地に向かう操縦席にどんな気持ちで乗り込んだのか・・・・・
当時のニュースフィルムを見ると、特攻を志願する若者が勇んで戦場へ赴いたと報じられています。本当にそうだったのか?当時の空気を知らないだけにとても違和感を感じます。
鹿児島県・知覧の知覧特攻平和会館には、そんな出撃直前のパイロット達を捉えた写真も展示されています。明日はこの世にいないかもしれない、いや確実に生涯を終えると分かっている彼らの表情がどんなものだったか・・・・・
この施設は靖国神社内にある戦史博物館「遊就館」と違い、館内の撮影は許可していません。展示物の撮影依頼は断られ、ここにお見せすることが出来ません。是非ご自分で足を運んでご覧頂きたいと思います。