2017年08月04日
TESRA model X
今朝の経済トップニュースはトヨタ、マツダの提携計画。電気自動車では出遅れた感のある2社が連合します。
そもそもハイブリッド車では現在トヨタがマツダに技術供与している状況、マツダのハイブリッド車の中身は実はトヨタ製です。
最近、話題を集めたテスラの新型車モデル3も、このほどいよいよ量産を開始し、引き渡しが始まったようです。
世界最大のリチウムイオン電池量産工場を設け、販売前の予約段階で50万台を売ってしまったという脅威の大型新人のデビューです。今年、2017年は電気自動車の普及にとって大きなマイルストーンとして後年、顧みられることでしょう。
さて、一足早くカリフォルニア・テスラ社に赴きたいところですが、ここは我慢してミッドタウンで展示中のモデルXを観察してみます。特徴的なガルウィング(Falcon Wing)のドア、
メルセデス300SLでお馴染みですがテスラはミニスカートでも大丈夫。大きな敷居を跨ぐ様な必要はありません。しかも3列シートになっていて2列目のシートも電動で通り道を拡げてくれます。
電気スウィッチは後席ドアだけではありません。前席のフツーに開くドアもスウィッチに触れるだけでモーターがドアを開けてくれます。テールゲートも含めてこのクルマのドアは全てが電動、ハンドルもシートも記憶した位置に自動でセットしてくれます。つまり走り出す前からいくつものモーターのお世話になっている勘定です。
自動運転オプションも注目の的、プログラムを書き換えるだけで自動運転が起動できる仕組みになっていますが、今、利用できる最高レベルだと100万円のオプション。実際には55万円の追加料金で半自動化しているユーザーが多いそうです。
今や旅客機では当たり前のグラス・コクピット。テスラも同様です。センターの大きなナビ画面には東南アジアの広い範囲が表示でき、海外ドライブにも期待を持たせてくれます。フロントガラスは本当はルーフ前半までを広く覆う広大な一枚ガラス。事実上のガラスムーンルーフでもありますが、そのことに気づくのはおそらく洗車の時か、運転に疲れて空を仰ぎたくなった頃でしょう。フロントのフード下はトランクスペース。ビールケースなら二つくらいは飲み込めそうな容量で、長距離運転に疲れたとしても乗員分の体だけはラクに癒してくれそうです。
隣に並んだモデルS、実は電池しだいでこちらの方が安いグレードもあって駐車スペースに余裕がある人は悩みどころです。リアスタイルがなんとなく最新版のジャガーっぽくって、スタイルは断然こっちが(買い!)なんですが・・
最新のモデル3はカローラ二台分の値段、航続距離はリーフの倍以上とケタ外れの性能です。右ハンドル仕様の生産はまだですが、日本に上陸後はかなり気になる存在になるかも・・・500,000人目のオーナーにクルマが届けられるのがいつになるのかも気になります