2017年08月06日

AUTOMOBILE COUNCIL 2

クルマだけじゃなく、車好きが一堂に会するオートモビルカウンシルには勿論、日本メーカーも出展しています。今年はロータリーエンジン車の発売50周年。マツダはこの独創的なエンジンの歴史を紹介しています。今のところ日本車でルマンを制したのはロータリーだけ。ある意味日本最強のエンジンです。

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小学生だった頃垂涎の的だったロータリークーペの計器盤はフライトコクピットと呼ばれていました。今でも憧れの的、毎日こんな計器盤を眺めながら運転したいものです。当時はロータリークーペの歌というのがあって布施明が歌っていた、というカルトネタも仕入れました。

さて、72年前のこの日は原爆忌。爆心地に近かったマツダの本社は広島復興に多大な貢献を果たしています。そして戦後の自動車界に吹き荒れた企業統合、業界再編成の機運、そんな逆境から生まれた全く新しいロータリーエンジン。なんとかして生き抜こう、という精神では共通したものがある様です。

昭和40年代、それもはじめの頃というのはいつも新型車の登場に驚かされたものでした。日産のシルビアは2人しか乗れないクーペで、価格もサニーの3台分、しかしその鋭角的なデザインは当時の日本車が全く太刀打ちできない完成されたものでした。後にデビューする510ブルーバードのヒントにもなったようです。とてもオープンボディーのフェアレディ311が土台とは思えませんでした。
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スバルが大衆車市場にカローラよりも僅かに早く投入したのが本格的な前輪駆動車スバル1,000でした。リアタイヤを後ろに追いやり、リアシートにはタイアハウスの出っ張りもトンネルの膨らみもない1,500cc並みの広い車内が自慢です。抜群の安定したハンドリング、オーバーヒートしないデュアルラジエーター、バネ下重量の軽いインボードブレーキ等々、カローラに比べて割高な車でしたが、このレイアウト、思想は現在のスバルにもつながっています。
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クルマだけでなく自動車雑誌もまた長い歴史が。カーグラフィックの歴代の表紙を眺めてみるとその時代の興奮が蘇ってきそうです。中でも強く印象に残っているのは69年の5月号、ソラリゼーション加工したエンジンの写真が表紙でした。ご存知スカイラインGTーRのエンジンルームです。もしも本誌がここにあったら、それこそ何時間あってもウチには帰ってこれなかったでしょう・・・・


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幕張メッセにて

| 01:16 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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