2017年07月27日

タミヤモデラーズギャラリー 2017

満員電車でスマートフォンを凝視する通勤客、その多くは四六時中ゲームに熱中しているようです・・・・一旦足を踏み入れてしまうとなかなか抜け出せないのはアリ地獄、だけではありません。模型の世界も足を踏み入れたら最後、なかなか足を洗えない世界です。
今年も池袋東武でタミヤモデラーズギャラリー 2017 が始まりました。おなじみ田中元デスクも加わる「ろうがんず」今年はドイツの軽飛行機 Fieseler Fi156シュトルヒ連絡観測機の共作でした
この機種が選ばれたのはこれが1/48 傑作機 No.100番目だったから・・・意外とその歴史は古く、車でいえばkdf、フォルクスワーゲンのかぶと虫がまだ試作段階だった頃から活躍しました。
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田中さんは「こうのとり」のイメージを再現。(シュトルヒとはドイツ語でコウノトリ)
主翼の全幅にわたる前縁フラップなどは、のちに大型ジェット機747などにも応用されたメカです。

こちらは石坂会長作品・実物にはなかった魚雷も装備。余りに遅すぎて誰も撃墜できなかったという逸話も残っています。
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会場には実物のティレル6輪車F1の展示もあります。セナもアグリも幼かった70年代、モータースポーツ界をあっと言わせた仰天アイデアは前輪の空気抵抗低減と、設置面積増大という一挙両得を狙ったメカでした。ティレルチームには後年、中嶋悟や片山右京がドライバーとして採用されるなど馴染みの深いチームともなりました。が、優勝争いに食い込めたのはこの時代まで、チームの顔ぶれも随分変わったものです。

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6輪車Tyrell(実物です)
このマシンがF1のカレンダーに組み込まれた日本グランプリに姿を見せてから40年、折しもスーパーカーブームの真っ只中でした。あの頃熱中した世代も今や企業のトップや重役に名前を連ねる年代。こうした永年のファンが今のプラモデルの業界を支えているのかもしれません。


アウトレット・コーナーでは掘り出し物を発掘してしまい、また帰り道の荷物が増える結果となりました。
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開封してみたら組み立て説明書が二部も!実は日本語版と英語版に分かれていただけでした・・・・
また1台、完成待ちのリストが増えてしまい...........

| 17:07 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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