2017年01月26日

e-power impression

注目していたe-powerノートに試乗してみます。運転方法は電気自動車のリーフと全く同じ、運転席に座りパワースイッチをオン。この時エアコンを作動したり、暖機、充電が不十分だとエンジンが始動します。・・・・どこにでもあるハイブリッド車の感覚です。

正面にあるのは大きなスピードメーター、タコメーターはありません
Imgp9978アクセルを踏み込んでいよいよスタート、ほどなくして止まっていたエンジンがブルンと始動し、振動とエンジン音が室内に伝わってきます。この点は正直なところプリウスの方が遮音がよく出来てる感じ、加速感もごくごく常識の範囲内です。
電気モーターの力だけで走っているのに、エンジンからの音や振動があるので、とてもよく出来たCVT変速機のガソリン車と錯覚させるくらいフツーな運転感覚で、特別なことは何も感じません。ちょっと拍子抜け??

今度はSモードを選んでみます。減速しようとアクセルを離すとき二速ギアにシフトダウンしたような強いエンジンブレーキ(の様な減速感)が得られ、そのまま静止するまで車速を落とします。静止状態に入るとそのままブレーキがかかり、クリープ現象のようにズリズリ這い出すこともありません。サイドブレーキを引いたような状態ですが、ブレーキペダルを踏むとこれが解除されます。ここが今までのハイブリッドともEVとも違うところ・・・信号待ちのストレスも若干軽減?
ブレーキングの車速コントロールを体得できれば街中の一時停止や安全確認、踏切の横断なんかもアクセルペダル一本だけで出来そうです。これはECOモードでも同じ、EVと同じにしたければノーマルモードに戻せばそれだけでOK。Dレンジでのドライブはこれまでのオートマ車と全く同じ感覚です。

ちらっと目をやった瞬間燃費計の数字は18キロ台半ば、新車でエアコン作動、冬季の街中でこの数字ですから休日の遠出などでは確実に20km台を超えるはず・・・
総じてこれまでのガソリン車と何ら違いを感じることなく運転することができる(実は電動モーター駆動の)クルマ、そんな印象です。停止中に掛かっているエンジンは若干回転が高めかなと感じますが走行中はあまり高いと感じることはありません。
Imgp9979
静粛性では明らかにEVに一歩も二歩も譲りますが、その航続距離の長さ、2000000円を切る価格は魅力です。生産する工場側にとってもガソリン車と同じエンジン・タンク位置なので部品・作業工程の多くを共有でき、量産効果にも期待が持てます。ほかの車種にもカンタンに応用が出来そうなので、これからの商品展開も楽しみです。

反面電気自動車にはエンジン車にはないダントツの静粛性、エンジンがないための維持管理費の少なさ、原付バイクも真っ青な経済性などメリットも少なくなく、これから選ぶ人は悩ましい選択を迫られそうです・・・

| 23:48 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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