2015年12月28日

東京モーターショー⑨

 今年の東京モーターショー会期中の入場者数は何とか80万i人を上回った程度で、前回の90万人からはほど遠く,その前の84万人をも下回る結果となりました。消費税8%アップで初めて迎えた為に購買欲が失せたのか?魅力的な出品が少なかった為なのか?日曜日1日分の入場者減について、次回の開催の反省材料にしなければなりません。
 そもそも,モーターショーに足を運んでナニを見ようと云うのか?と気として新幹線を利用してでも観に来ようという遠来の顧客を満足させられるだけに展示内容になっているのか?少し頭を冷やしてもう一度考え直す必要があるかも知れません。

 
 各メーカーのブースでは,きれいなお姉さんたちが男性顧客に向けて愛想をふりまきますが、今や軽自動車のエントリーユーザーの半数は女性。今回も一眼レフ片手に写真を撮りまくっているクルマ好き女子を何人も見かけました。こうした,埋もれた顧客にも答えられる様な展示方法は考えられているのか?数少ない国産車ブランドではそのヒントを垣間みた気もしますが・・・

 クルマは本来走ってナンボの商品ですが,大ホールへの搬入では燃料の搭載が禁じられています。閉鎖空間でクルマの走りをアピールするには平面に映し出された画像に頼る他には無いのか?半世紀前とたいして代り映えしないショーのあり方もそろそろ抜本的改革を考えないと,次の開催では80万人を維持できなくなる恐れだって,憂慮しなければならなくなると思うんですが如何でしょう?

次のモーターショーまでの間日本のモーターシーンはどのように変化してゆくでしょう?エコカーの天下泰平?ユーザーの高齢化対策?自動運転の更なる進歩?

環境への対策と高齢者の事故防止も避けられないテーマです

| 00:05 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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