2015年12月29日
栄光の「R」へ
映画「栄光への5,000キロ」で石原裕次郎がステアリングを握っていたニッサンR-381は.実際に日本グランプリに優勝したレーシングカーですが、この栄光までの道のりには、やはり長い歴史がありました。
鈴鹿で開かれた第1回日本グランプリのあまりの広告効果と販売成績へのリンクに発奮した当時のプリンス自動車が起死回生で臨む為生み出したのがスカイライン2000GTでした,優勝という記録こそ残せなかったものの人々の記憶に残る激闘を演じ、今に続くスカイライン伝説を残しました。
3回目の日本グランプリに臨むにあたり、当時のプリンス自動車はスカイラインの生みの親=桜井眞一郎にレース用スポーツカー開発を命じます。宿敵ポルシェはカレラ6の時代、カットオフした1型のルーフはフェラーリのGTOやカレラ4にも似たスタイル。
エンジンはスカGの6気筒をツインカム化してさらに強化したG7型、これがやがてGT-Rに移植されることとなるのですが・・・
当時のプリンス自動車は日産と合併し、R380もA-Ⅱ型、nissanR380へと進化します。ドアはガルウィングに改められ、ファストバックの流れるようなリアスタイル。テールランプはスカG譲りの大きな◎型です。
BSで久々に見た映画を見ながら思い出した昭和のワンシーンでした・・・・・