2015年03月25日

通信途絶の謎

 フランス南部アルプス山脈の標高2000m付近にバルセロナからデュッセルドルフへ向っていたルフトハンザ系格安航空会社Germanwings の4U9525 便が墜落しました。機体登録ナンバーは D-AIPX, A320 シリーズの内147番目に製造された 25 年もののいわゆる老朽機でした。
 地中海からフランス領内に入り巡航高度を飛行中,何らかの理由で高度を下げたあと墜落です.速度は若干低下傾向にあったものの,エンジン停止などのトラブルがあった様には見えません。この高度の下げ方がパイロットの意図に依るものなのか,意図しないものだったかは原時点で不明です。意図せず高度だけが下がり続け,回復操作が効かなかったとすれば,機体側の欠陥が疑われるものの、それを証明する証拠は今のところありません。

 本格的な原因調査はこれからですが、高度を下げたきっかけが何だったのか?それと、降下中に一切通信が途絶えていたことが疑問です。緊急事態だったにせよ高度を変更するには管制への報告と承認が必要で、これを怠った時点で重大なルール違反、もしくは重大な事故とみなされます。

 コクピットボイスレコーダーとフライトデータレコーダーは発見されており、解析が待ち望まれます。対地速度が400kt近くもあったため、機体は粉々に粉砕されており、大きなパーツは車輪以外に見当たりません。これでは生存者に望みをつなぐことは不可能でしょう。日本人乗客も2人乗り合わせていたようです。


 高度の低下と、通信の途絶がいずれも意図しなかったものなのか、あえてそうしたものなのか、事故の原因に大きくつながるポイントとなるでしょう。そして今の段階ではテロによる何らかの人為的な原因というのも決して否定はできないことが気がかりです。

| 11:32 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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