2014年10月24日
もっと見タイ?映画
いよいよ開幕の東京国際映画祭、多くの作品がsoldoutの中、アジア作品を集めた中からタイのインディーズ系映画を見ることが出来ました。鑑賞のあとには監督、俳優のトークイン、そしてプロデューサーや他作品の監督たちも加わってシンポジュームと連なる、充実した内容。
きょうの映画は「コンクリートの雲」1997年のタイバーツ通貨危機を背景に2組のカップルのちょっと切ない行く末を描いた作品です。タイの女性にも色々なタイプがあって,どこか日本人にも通じる親しみ易さや,南国ならではの華やかさを大きなスクリーンを通して存分に味わうことが出来ます。何かと日本にも縁のあるタイ,映画でちょっと滞在気分を味わえるのが映画の楽しみのひとつ・・・・
タイの映画市場(年間50本)は大手の配給作品よりも若手を中心としたインディーズ系の自主配給の成長が目覚ましく,6〜7割の興行収入を上げているのだとか!ここ数年で急速に普及したデジタル撮影システムで,高価なフィルム・カメラを必要としなくなった為、新規参入がとても増えたのだとか。勿論中には優れた才能が開花する可能性も秘めています。
インド、韓国映画の成功を横目に見ながら隣国のカンボジア、シンガポール、香港などでも着実に実績を築きつつあるというタイ映画。観客数の減少は日本同様、頭の痛い問題ですが大きな可能性を秘めたアジアの個性に注目してみたいと思います。