2013年07月30日
「あまちゃん」と「三太物語」の相似性
じぇじぇじぇ!!!
今朝の「TOKYO MORNING RADIO」を
お聴きになった方は、驚かれたことでしょう。
別所さんがついに!「あまちゃん」の挿入歌
「潮騒のメモリー」を紹介し、フルバージョンを
かけちゃいました!
NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」は、
放送開始以来、連日視聴率20%台を確保する
大ヒット番組となっています。
この番組を見ていて思い出したことがあります。
今から63年前の1950年4月からNHKラジオ
で放送が始まった連続ドラマ「三太物語」です。
「おら~、三太だ!」という少年の元気な声で
始まるこのドラマは当時の少年少女たちを熱狂
させ、大人たちも渦に巻き込んで国民的大ヒット
ドラマとなりました。
私が小学校1年生の時です。
このラジオドラマは、1946年に青木茂が児童雑誌
に掲載した「三太物語」をドラマ化したもので、
放送が開始された1年後の1951年には、新東宝
によって映画化され53年まで4本が制作されました。
相模湖畔の小さな村の小学校を舞台に、赴任してきた
美しい先生と子供たちの心温まる交流と、村の人々
を巻き込んだ大騒動をユーモラスに描いたもので、
テレビが無かった時代の子供たちを夢中にさせました。
映像ではなく、聴覚に訴えるラジオドラマはテレビ世代
の皆さんの想像力を遥かに超えるもので、その世界は
無限に広がりました。
「あまちゃん」はテレビドラマでありながら、舞台の演劇的
な要素とラジオドラマ的な台詞の面白さが味わえる
実にユニークなものです。
若い脚本家である宮藤官九郎さんが、このラジオドラマ
をご存知かどうか分かりませんが、おそらく60代後半
以上の方々は同じ様な感想を抱きながら、毎朝、
「あまちゃん」を楽しんでいるのではないでしょうか。
宮藤さんと、番組の音楽を手掛ける大友良英さんが作り
上げた挿入曲の数々、J-WAVEのみならず他のラジオ局
からも注目されそうです。