2012年12月02日
シーキング製作記(6)
展示会の開催まであと1週間、ようやく塗装作業が
終了したシーキングです。
このあとは、アンテナやピトー管、バックミラーなどの
小物部品を取り付け、デカールを貼る作業が残って
います。
機首部分のクローズアップです。
キットの素材が黄色なのに、なぜ手間隙かけて
塗装をするのか、素朴な疑問を持たれる方も
いらっしゃると思いますが、プラモデルの楽しみは、
ただ組み立てるだけではなくて、調べる楽しみと
塗装する楽しみ、それに眺める楽しみが加わって、
初めてホビーとしての存在価値が生まれます。
かの航空工学のエキスパート、故木村秀政先生も
その昔、プラモデルの最大の楽しみは、その飛行機
に関して物を調べることだと仰っています。
何度か航空関係者のパーティーでお会いして、
プラモデル談議に花を咲かせたことが懐かしいですが。
ところで、このシーキングをこれからお作りになろうと
お考えの方は、注意点が一つあります。
(ほとんどいらっしゃらないでしょうが・・・・笑)
それは、胴体の左右に張り出しているスポンソンの
2本ある胴体との取り付け支柱の部分です。
この支柱は胴体側の2つの穴に差し込んで取り付ける
ようになっていますが、この際、完全には収まらず、
数ミリ(キットのスケールで)外に支柱がはみ出て
しまいます。
実はこれが正解で、支柱が完全に収まらないからと
いって、間違っても支柱を短く切り落とさないで下さい。
図面をみれば分かりますが、組み立て説明書には
その注意書きはなく、うっかりすると見逃してしまい
ます。
プラモデルを製作していると、こういうケースには度々
お目にかかるもので、こういう時に物を調べる楽しみが
発揮されます。
(Sさん、ごめんなさい!書いちゃいました)
展示会のポスターも出来ました!
横浜にお出掛けの際は、是非、人形の家にもお立ち寄り
下さい。