2011年12月01日

東京モーターショー

今回のショーの特徴で見逃せないのが純粋なガソリン車の参考出品が減って
各社とも次世代燃料を中心に捕らえた新型車の開発に力を入れているところ
と言うことが出来るでしょうか。

重く大きなエンジンを載せる必要が無ければカーデザインの選択肢も
一気に広がってきます。
商用車でこのメリットを活用したものの一つが
日野のブースにありました。
P1150326.jpg
EVバン・コンセプト

     開口部から覗くフロアはリアエンドまでフルフラット
おまけにフロア下には専用台車を収容する余裕さえ。ウォークスルーなのに
車高を抑えたクルマ造りも可能となる訳です


低く広い床を実現できるのは電池の配置の柔軟さがもたらす大きなメリット
慶応大学が開発したエリーカの技術を応用した路線バス=P1150351.jpg
電動フルフラット8輪バスもお目見えしています。   8本の小径タイヤにインホイール・モーターを内蔵し,ホイールハウスも低く抑えることが出来ます。高い天井高はワタシには大きな魅力そして、重くて大きな金属の塊(電池)の代わりに
水素を初めとした代替燃料で発電する燃料電池の実用化も
メーカー各社の大きな課題

電力線と違って、こちらはまだまだインフラ整備から進めなければならず
一メーカーが開発したからってすぐにも実用化につながるものではありません。

実際各自動車メーカーの開発現場ではもはやハイブリッドではなく
電気で動く車の開発が主流なのだとか。トヨタが新規にデイーゼルエンジン
開発をせずに他社からの調達を決めたのも、未来を見据えた当然の判断なのかもしれません
ライバル企業のハイブリッド車を前に腕組みするゴーン社長・・・・

| 06:17 | コメント(3) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

吉田さん、お疲れさまです。
車=ガソリン、の概念は切っても切れない物、が現状での認識ですが、電気を始めとした代替次世代動力、非常に期待します。
車の年々洗練されていくデザインに惹かれるのとは別に、父を除く自分を始めとした家族全員、ガソリンの産み出すものがあまり得意ではないので・・・

投稿者 ちなみん : 2011年12月 3日 17:15

商用タイプのバンや路線バスに利用できそうな上の二台は、バリアフリーの観点から見てもとても魅力的ですね。

投稿者 KAWAノリ : 2011年12月 6日 23:31

バリアフリーにとって最大の障壁は床の厚みでした
カーボン化による、フレームレス構造。燃料タンクを
廃する事で、商用車デザインにも大きな可能性が
広がるのはLRTの先進的なデザインを見るまでも無ても
お分かりのとおり。特にダイハツは毎回意欲的な
商用車を提案するので目が話せません。

投稿者 吉田雅彦 : 2011年12月23日 15:43

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