2011年12月01日
東京モーターショー
今回のショーの特徴で見逃せないのが純粋なガソリン車の参考出品が減って
各社とも次世代燃料を中心に捕らえた新型車の開発に力を入れているところ
と言うことが出来るでしょうか。
重く大きなエンジンを載せる必要が無ければカーデザインの選択肢も
一気に広がってきます。
商用車でこのメリットを活用したものの一つが
日野のブースにありました。
EVバン・コンセプト
開口部から覗くフロアはリアエンドまでフルフラット
おまけにフロア下には専用台車を収容する余裕さえ。ウォークスルーなのに
車高を抑えたクルマ造りも可能となる訳です
低く広い床を実現できるのは電池の配置の柔軟さがもたらす大きなメリット
慶応大学が開発したエリーカの技術を応用した路線バス=
電動フルフラット8輪バスもお目見えしています。 8本の小径タイヤにインホイール・モーターを内蔵し,ホイールハウスも低く抑えることが出来ます。高い天井高はワタシには大きな魅力そして、重くて大きな金属の塊(電池)の代わりに
水素を初めとした代替燃料で発電する燃料電池の実用化も
メーカー各社の大きな課題
電力線と違って、こちらはまだまだインフラ整備から進めなければならず
一メーカーが開発したからってすぐにも実用化につながるものではありません。
実際各自動車メーカーの開発現場ではもはやハイブリッドではなく
電気で動く車の開発が主流なのだとか。トヨタが新規にデイーゼルエンジン
開発をせずに他社からの調達を決めたのも、未来を見据えた当然の判断なのかもしれません
ライバル企業のハイブリッド車を前に腕組みするゴーン社長・・・・