2024年03月09日

KAIROS9日の発射中止に

「日本で初めて民間(東京のベンチャー企業・スペースワン)が単独で開発した固体燃料3段式+液体推進系キックステージの全長18メートルのロケットKAIROS「カイロス」に実用衛星「短期打上型小型衛星」を載せて、民間が設置した和歌山県のロケット射場「スペースポート紀伊」から打上げる」という我が国初の試みが今日午前に予定されていました。

打ち上げシークエンスは予定通りカウントダウンが行われていたものの発射予定時刻になってもエンジンに点火せず・・・・・

初号機打上げは今日は行われず、後日へ再設定となりました。現地の風速を調べてみると自転車並みの10ノット前後。打ち上げ不可能な気象ではなかったと思われますが何らかのセーフ機能が働いたのでしょうか?実は警戒区域 の海上に船舶が侵入したためでした。実のところ紀伊半島南岸は通過する船舶の多いところ。警戒区域を設定する難しさもロケット打ち上げ成功への大きなハードルになります。
13日以降(予備日~31日)11:09頃~11:43頃に打ち上げ予定 ・・・・・

成功すれば、我が国で最初の事例となるだけに注目していましたが、思い起こせばH3ロケットの初号機や民間で日本初の月着陸を目指した宇宙企業「アイスペース」etc。
固定燃料ロケットは点火すれば後は燃えるだけの単純なメカニズムだけに制御系のプログラムがしっかりしていれば衛星の軌道投入は間違いないと思われます。
実を言うと北の方の国で躍起になって開発している長距離ミサイルも基本となる構造は似たり寄ったりで、鍵は大型化と信頼性。どちらも東洋人の頭脳を駆使して開発しているところは同じでも目的は全く違います。
とかく宇宙ネタの多い今年ですが、夢は膨らむ一方です。

そして、本州で唯一と言っていいロケット発射が目視出来る場所、JR紀勢線・紀伊田原駅も関心の的に!本邦初のロケット町おこしなるか?!

それにしても今朝からの強風・・・・予定していたドローンの操縦練習も先送りです

| 11:25 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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