2023年09月01日
KAL007
40年前の今日は未明から大騒ぎの1日でした。
現ロシアの樺太/サハリン上空を横切った韓国の民間機が消息不明となっている。
早朝から情報はあれこれ錯綜しました。樺太に不時着している。いや、着陸はしていない。結局260余名の乗員乗客もろともソ連(当時)の戦闘機に撃墜され稚内の北方の海に墜落させられたと判明するまでかなりの時間を要しました。
当時のソ連は今の北朝鮮みたいに鉄のカーテンに向こう側と呼ばれ、情報が中々伝わって来ません。
ソ連が撃墜したと明らかにするのは更に数日時間が経ってからの事でした。まだ上空の民間機通過は認めていない時代でヨーロッパ便はアラスカのアンカレッジを経由して飛んでいた時代。
確かに非があるのは領空を侵犯した側
しかし夜間とは言え民間機747と爆撃機の区別がつかない程度の空軍力だったのでしょうか?
正規のコースを飛ばなかったのはコンピューターへの入力ミスとか燃料節約の為とか様々憶測されましたが確たる原因は分かりません。
翻って現代、民間軍事組織のトップを載せたロシアの民間機が理由も分からず墜落する事故が起きています。まだ何が原因か不明ですが目的だけは明白のようです。
目的や規律の為には例え民間機でも撃墜を是とする国家。
その体質はブレジネフ体制だったあの頃と少しも変わっていません。
日本海沿岸で回収された遺品、遺体の一部、機体の一部は樺太の海岸に埋められました。共産党政権による新幹線事故の後の対応を思い出さずにはいられない対応です。