2023年08月13日
今夜のテーマ
今晩は条件が合えばペルセウス流星群の出現ピーク
だったんですが日本中大抵の場所では見るのが難しそうです。この流星群で思い出深いのが84年に見た流星でした。深夜の国道を南東に向かって運転していた時夜更けになって花火大会かと思うくらい賑やかな流星群が目に入りました。
lペルセウス流星群と知ったのは、後日のこと。ちょうどロスアンジェルスオリンピックの熱狂の渦に呑まれたばかりの頃でした!
・・・・・モスクワ大会不出場の政府決定のあと8年待たされた西側諸国にとって待望の五輪でした。
・なかでも1番印象に残ったのは柔道の山下泰裕金メダル!
話題になったのは対戦相手モハメド・ラシュワンのフェアプレー、騎士道精神の素晴らしさでした。山下選手は右脚を負傷したまま決勝に進出、ここを攻めれば金メダルはたやすく手の内に!
しかし相手の選手はそれを承知で敢えてその負傷した右足を狙わずに勝負!惜しくも優勝は逃したもののそのフェアな態度が絶賛されました。
他にもこの年が初開催だったマラソン女子のゴール直前、脱水症状でフラフラ、足も縺れんばかりの(スイス)アンデルセン選手の壮絶な姿も強く印象に残った五輪です。実はこのマラソンも30度の極暑で開催はいかがなものかと物議を醸してはいたのです。
そしてこの大会はビジネスとしての五輪開催に道を開いた、歴史的な大会でのあったのです。その一端が大会公式テーマ曲をはじめとする五輪公式アルバムの発売。放送局も実にたくさん使いました! ジョン・ウイリアムスやクインシー・ジョーンズ、ボブ・ジェームス、クリストファー・クロス,フォーリナー、ハービー・ハンコックといった錚々たるメンバーもさることながら楽曲の完成度も高く、本当に世の中にあふれていたものです。
そして閉会式のクロージングを飾ったのがライオネル・リッチーの歌うライブのオールナイト・ロング。緊張感もとれて、リラックスした祝祭感あふれる中にもどこか名残惜しさで溢れ、一晩中でもリフレインして歌っていて欲しいと思わせるくらいドンピシャな選曲だったのが印象的です。
今回の開会式ではドラクエの行進曲が話題にはなりましたが、大会を彩る音楽が不足していたのは残念、放送局ごとに決めたテーマもどこか雰囲気にそぐわず、チャンネルの数字の小さい局のものは最後まで好きになれませんでした。
2028年,LAにオリンピックが戻ってきます。開会式の演出もさることながら公式アルバムが発売されるのか?84年を上回る秀作ができるのか?気になるところです。