2023年06月28日
vogue
今ミッドタウンのフジフイルム スクエアで開かれている
ノブオ ミケランジェロ タカノ ☆ アンソロジー
ブラジル版ヴォーグ誌のグラビアを飾っているフォトグラファーです。日本生まれで早くにブラジルに渡りあちらでプロのキャリアをスタートさせたのがヴォーグ誌との契約
カラフルでダイナミックなファッション写真はどれも色鮮やかなのはもちろんですが背景との対比が実に上手くバランスされていて,写真としての完成度も文句ありません。
ダークなスーツにはちゃんとそれが映えるような色彩のバックを、またギリシャを思わせる真っ白なスーツには紺碧の何処までも青い海を組み合わせるなど、構図や形だけでなくカラーバランスまでも緻密に計算された構成が見ていて実に小気味良く感じられます。
今だったら画像ソフトでカンタンにカラーバランスを修正できますが、リバーサルフィルムの修正ができない時代にこれだけの撮影をモノにしていたとは驚きです。しかもヴェルビア並みの発色をプロビアで!ますます驚愕です。
ふた昔前に自分で撮ったネガはもう変色がはじまりかけていますがもう一でリバーサルの発色を確かめたくなって来ました。