2023年06月03日

サヨナラ週刊朝日

年初に告知の通り週刊朝日が休刊
101年の歴史にピリオドを打ちました。
書店では軒並み品切れで飛ぶような売れ行きも皮肉です。

最期の表紙を飾ったのは宮崎美子でも篠山紀信撮影でもなく編集部の日常を撮影したドキュメント写真
それも裏表紙と折り返しを含め3メージに!
まじめに働く編集部員の向かいでは机に突っ伏して眠る女性部員やラーメンの出前を持参した中華料理店のおじさん、アイラッシュ・カーラーでメイクアップに余念がない女性記者などといった遊び心も垣間見れてちょっとだけ安心。
でもこの遊び心がもう少し誌面にも反映されていたら・・・

なかったとは言いません。山藤章二のブラック=アングルは文庫本にもなった定番企画だし、似顔絵塾だって松尾貴史さんが立派に跡を継いで今に至っています。
でも一番目を惹く企画は表紙の女子大生シリーズであったことは否めません。
事実、表紙に続いてページを繰ると現れたのは43年前の宮崎美子さん!!1頁大のカラー復刻版です、そして掲載者リストを見ると俳優、モデルに混じってアナウンサーになった人材のなんと多いことか!河野景子、膳場貴子、八木亜希子から最近の若手まで・・・・
しかし、時代を経ると男性が混じったり大学に限らず各種学校が含まれていたりと変化も感じられます。


皮肉なことにライバル誌で同じく創刊101年を迎えたサンデー毎日も表紙に週刊朝日にエールを送る形で記事を載せています。
紙の雑誌はもう使命を終えたのか?それとも広告収入がすでに紙媒体を相手にしなくなったのか?
これも時代の変化の一つの表れとして受け止めるしかないのでしょうか・・・・・

しばらく見ていなかった証拠に定価を見てびっくり。200円台かせいぜい300円台の時代しか知らなかったので560円という値段には正直驚きを隠せませんでした。売れなくなるのも無理ないか・・・・??

| 12:23 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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