2023年05月02日
flight recorder
宮古島付近で墜落した陸自のヘリコプター
きょう引き上げられたヘリコプターの機体はあまりにも損傷が激しく、クルマでいえば高速道路で事故を起こした車両の様にどのパーツがどの部分かわからないほどクシャクシャになっています。
逆に航空機の墜落現場の様にパーツが四散してあちこちに飛び散った様子ではなさそうです。
機体内部からはブラックボックスも回収されました。これで通常交信の二分後までに何が起きていたのか?海面に激突するまでどんな姿勢でどのくらいの速度が出ていたのかやパイロットがどのように操縦桿を操作したかが詳細に分かることでしょう。
機体の損傷から見ると海面への接触の瞬間には秒速にして少なくとも20メートル以上の速度でぶつかったものと想像され、乗員の命もこの瞬間には致命的なダメージを受けたであろうことが予想できます。
問題は何故この様な状態に陥ったのかで、フライトレコーダーの解析がその鍵を握ります。
巡航高度で明ローターに何らかの異常が起きたのか?或いは専門家の一部で噂されている急激な旋回操作でコントロールを失ったのか?
機体はこのあと熊本の所属基地に戻されて徹底検証される見込みです。海面にはどの様な角度で激突したか、無残な残骸からは想像もつきませんが詳しい調査結果を待ちたいところです。