2023年05月04日

Ukraine

これまでに入った情報ではモスクワ、クレムリンが無人機の攻撃を受けた事が分かりました。プーチン大統領は不在で実害は無かった模様ですが、ウクライナから発射されたものと確認されれば、この戦いが大きな曲がり角に達した事を意味します。

他方でゼレンスキー大統領はこのけんに関する関与を否定。ロシアでは戦勝記念日パレードをあえて中止にするための自作自演の無人機攻撃ではないかとの見方もしきり。言われてみるといきなりウクライナがロシア領内にピンポイント攻撃を仕掛けると言うのも不自然な話。そもそも攻撃型無人機にそこまでの航続距離があるのかどうかも疑問になってきます・・・・・憶測対憶測の情報戦??

これに先立ち
ロシア南部ブリャンスク州で2日夜、線路周辺で爆発事件が起きました。貨物列車が脱線したと伝えられていますが前日の

今月1日にはウクライナ国境近くのロシア側で、貨物列車が爆発に見舞われ脱線しています。専門家の見立てでは戦線に物資を補給する貨物列車ルートを狙った爆破工作との見方もあリます。

また、ロシアが支配するクリミア半島では4月29日に続き、ドローンによるとされる2度目の攻撃で燃料タンクが炎上。ロシア側で爆発が相次ぎ、反転攻勢の予兆という見方もあリます。ロシアの対独戦勝記念日まであと1週間。この期間に敗色濃厚となりでもしたらロシアのモチベーションは大きく傷つくことになり、その影響は効果絶大。とても記念日のパレードの出し物に注力などしていられない状況になるかも・・・・

ここで注目したいのは中国の出方です

ロシアの今回の侵攻の向こうには台湾を力づくで併合しようとする己の姿が透けて見えます。だからロシアの全面敗北は絶対に許容できない。少なくとも手にした占領地を手放す最悪の結果だけは中国としても看過できない。となれば戦局が不利になる前の今のうち、何としてでも戦闘状態を止めなければならない。

停戦を提案するにあたって最大の障壁はゼレンスキー大統領となります。占領地の奪還なしにはゼレンスキーの戦いは終わらない。それは西側陣営も同様でウクライナの領土を分捕られた状態を許容することは専制政治を許すことを意味するのです。

つまり、中国としてはゼレンスキー+西側陣営を相手に説得を試みなければならないというワケ。

兎にも角にもここ1週間でどのような局面になるのか?中国の動きも見逃せないところです・・・

 

| 22:19 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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