2023年05月27日

今度は液化水素=collora

水素を燃やして走るレース仕様のカローラ
今まで国内の耐久レースに出場した水素カローラはボンベに圧縮した水素を積んでモリゾウ社長がハンドルを握っていました。

今年のカローラは更に進化
まずモリゾウ選手が会長に昇格です!

写真の説明はありません。


それはさておきこれまで気体だった水素をマイナス253度まで冷やして液体で充填

ピットインの回数を大きく減らせる事が出来そうです。と言っても極低温まで水素を冷やすのは至難の業のはず。スペースシャトルを飛ばす巨大プロジェクトならともかく、所詮は自動車レースの1チームです。
このプロジェクトが上手くいくか?はもしかして日本の自動車産業の命運を左右するかも知れない?
とにかくその走りっぷりには注目です。

舞台は富士スピードウェイで開催される24時間耐久レース。市販車ベースの小改造を施した車両で争われます。
もちろん液体水素自動車はまだ市販されていません。実験車的な特別なクラスで去年も走ったGRカローラの新しい燃料としてモリゾウ会長の走りを支えます。
去年までの水素は気体の状態で圧縮されたものを後席のタンク四本に充填、一方今度の液化水素は極低温での保存が必須です。とはいえ、宇宙開発ではスペースシャトルのあのオレンジ色の巨大なタンクをはじめ日本のH2ロケット等でもお馴染みの燃料。問題は保存やコスト面でレースの現場までどうやって運搬、充填するかがこれからの課題でしょうか?

ピットイン回数や充填時間、航続距離も気になるところですが、まずは無事完走を祈りたいものです。

スタートは午後三時、注目の瞬間はもう間も無くです。

(写真は2022年)

1人以上、アウトドアの画像のようです

| 14:02 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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