2023年03月26日

EU脱・脱炭素へ

今日のBRIDGESTONE DRIVE TO THE FUTURE (@drive2thefuture)
ワンボックスの雄、ハイエースを採り上げています。同時にルノー・カングーとの比較も

今や商用車でも絶大な人気を誇るハイエース、バンですがカングーのように乗用車ベースではなく設計時点から過酷な商用ユースを考えて設計されているので、多少戸惑う点も
いちばんの違いはエンジン性能でしょう。低速からしっかり回転トルクがある代わりに高回転やフル加速は苦手かもしれません。騒音や見た目も考慮外?

参考までに私が最初に購入したマイカーもハイエースの弟分、ライト・エースでした。全長が4mなのにシングルサイズのベッドが飲み込め、男所帯の引越しはこれ一台で済みます。
女子の一人暮らしならハイエース1台でまず引越し荷物を全て積載可能(実証済み)、昔はエアブラシで大きなイラストを描き込んだバニングが日本でも流行りました。
20代の頃は猛烈に欲しかったハイエース・・・・最近乗ったハイエースは(付き添いで)ハイルーフの救急車ですが、キャンピングカーのベース車としての素養も十分です。

さて、
カリフォルニア州ではこれまでに幾度となく見られてきた厳しい排気ガス規制の延期や緩和措置
EUも御多分に洩れずやっちまいました
EUでは2035年までにハイブリッド車を含めたエンジン車の新車販売を全面禁止する方針を転換して、環境に良い水素と二酸化炭素から作られる合成燃料で走るエンジン車の販売は引き続き認めると発表したものです。
つまりピストンがシリンダー内を往復するエンジンが2035年以降も販売できることになり、開発陣は1から電気の勉強をしなくとも済み、配置転換にも怯えずに済みそうだということ。

これはトヨタ豊田社長の懸念していたごひゃくまんの雇用を守る、という主張にも沿った考えになります。そもそも富裕層が買うEV乗用車はいいとしても、軽自動車や大型トラック、バスなど重く高価な電池に置き換えが進んでいない車種ではまだ具体的なパワーユニットの青写真すら描けていないのが現状。
バスの一部には水素やバッテリーを実用化した例もありますが、まだまだ用途が限定されたもの。明日、軽油の供給が絶たれてしまったら物流網は大混乱に陥ってしまいいます。
これは多くの大型商用トラック、バスを生産するベンツとしても看過できない問題。少なからず今回のEU決定に影響を与えたと考えるのが普通でしょう。

ハイエースもゆくゆくはEVになるのか水素か?でもコストを考えたらやっぱりピストンで動くエンジンが現実的。

| 18:14 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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