2023年01月15日

RE復活の日

東京の東、幕張メッセではオートサロンが開幕
あの元祖ハチロクが水素やコンバートEVとして話題をさらっているようですが・・・・

しかし遥か西国、ドイツのモーターショーではちょっとした改革の狼煙が上がっているようです。
もう一昔も前に生産が終了したロータリーエンジンが車の搭載エンジンとして復活する、というビッグニュース!

ただ、プロペラシャフトで後輪にはつながっておらず、あくまでも発電機を回すレンジエクステンダーとしての黒子に徹するもの。
とはいえ、あのルマンさえも制したロータリーパワーが返ってくるというのだからマニアは興奮を隠せないようです。

仕組みとしては日産のノートやダイハツ・ロッキーのハイブリッドが最も近く、ガソリンを燃やして回るエンジンがはT電気を回して電池に充電。それをモーターが使って走るというもの。だからエンジンは最低必要な仕事だけこなしたらあとはお休み。日産のノートは路面が凸凹してうるさくなったらエンジンを回すというような芸当さえこなします。

さて、数々の戦歴や人気車種を残したロータリー、三角おむすびの形をしたローターがまゆ型の楕円形のシリンダー内を偏心運動します。その回転中心が移動することで、偏心軸が回される・・・・つまり往復運動がほとんどなく、信じられないような高回転ができるばかりか複雑なバルブ開閉機構もいらないため、金属的な騒音とも無縁です。
オイルパンやバルブ機構を持つレシプロエンジンより、小型に収まることもメリットで小型車搭載にはうてっつけの役どころ。

1500wの外部電源をつなぐこともできるので、オーブンレンジや風呂上がりのドライヤー使用も可能。市中の電気が切れても、ガソリンさえ注ぎ足せば電気製品は生き延びることができそうです。

問題の燃費ですが、不得手な低回転や加速を担うことないレンジエクステンダーなら問題はないとされています。それよりなにより、始動時のスムーズさ、振動の無さは黒子の役割にピッタリ。
搭載されるのはまずミドルクラスのSUV=MX-30が予定されていますが、縦置きエンジンのCX-60の足回りと組み合わせたら、素敵なスポーツカーが生まれる余地も?

このところ電動車の試乗はトンとご無沙汰していますが、この電動車だけは早く乗り味を試してみたい...と今から心待ちにする年頭です!

| 13:33 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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