2022年12月20日
栄光の日々、日産のモータースポーツ
いま書店に並んでいるモータースポーツ誌のレーシング・オン
特集は日産のワークス、それもごく初期のオイル・ショック以前をまとめた出色の内容
・・・・とくれば、サファリ・ラリーに日本グランプリ、主役はR380とそれに連なるGTーRの50勝!つまりプリンス生まれの4バルブ・ストレート6=S20エンジン
もう、レジまで直行です!
プリンス自動車がスカイラインGTで伝説の主役となって以降、日産との合併で双方のワークス・ドライバーたちはどんな運命を辿ったのか?そもそもそれまで存在しなかった4りんワークスドライバーたちの出自とは?
1970年代を迎え、どうして各メーカーは自動車レースに本腰を入れられなくなったのか?トヨタ7の7が意味するのは?
もちろん答えはリアルタイムで承知しているのですが、当時サーキットを走り回っていたスター選手たちに直接取材した色濃い内容が出色の出来です。
さらに、年次改良を加えられたR380の二次、三次型、381の初期型クローズド・ルーフやプラン通りの12気筒搭載型など貴重な写真の数々・・・・・
それはまさしく、今年亡くなられた高橋国光選手の4輪レース転向後の軌跡とも一致するものです。
筆者も述べていた通り、この一冊が生前に間に合っていたら、ご本人のインタビューがもし実現していたら・・・・と想像は尽きませんが、こうして半世紀以上も前に当時の若者たちが成し遂げた偉業、決して忘れることなくこれからの糧として残しておきたいものだあと思います。