2022年11月24日

fuelcell燃料電池車を貰いました

と言ってもトミカサイズのミニチュアカー
一応要組み立てなのでプラモですかね?スバルのお店で貰ってきました

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電気を起こす仕掛けはマグネシウムと黒鉛の一対の板です。これを不織布を挟んで向かい合わせ食塩水を垂らしてみるとアラ不思議!2枚の板に電位差が生じて接続されたモーターを回し始めます。

おもちゃのドローンにも使われる極小の直流モーターは小さな車体を引っ張るには充分以上、参考までに前輪駆動です。

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燃焼を伴わないので当然温暖化ガスの発生はゼロ、イオン交換を終えたマグネシウム板は剥げ剥げになりいったん、役目を終えます。が、この製品では15分ほどの走行後、ひょうめんの「サビ」を落とすことでトータル3時間の走行が可能とされています。まだ試したことはありませんが・・・・・・

電池ユニットは抜き差しができるので、走らない時にはユニットごと引き抜くだけ。電極・不織布をバラせば反応は止まります。

メーカーではマグネシウム板の補充セットも販売しているので、何度でも繰り返し使用が可能。まあ、飽きずに遊ぶことができれば・・・・・ですが。

さて、現在このマグネシウム電池を二次電池、つまり繰返し再利用可能な充電池として使う研究が進められています。リチウムのように希少ではなくアルミ並みに資源豊富なマグネシウムのコストははるかに安く、また廃棄物としての観点も他の金属くずと同じように処理できるメリットがあるのです。起電力はリチウムイオン電池の8割程度と見劣りしますがコスト面でのアドバンテージは図り知れないものがあります。

車のおもちゃとしてみた場合だけ見ても、スケルトン越しに見える構造は極めてシンプル。しかし、とにかく軽い車に仕上がっています。ということは少なくとも模型の世界では将来性大有り?

未来に向けて期待のニューカマーです。

| 15:29 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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