2022年09月20日
120km/h
東北自動車道ではこれまで、盛岡南と花巻南インター間でのみ最高速度が120kmに引き上げられていましたがもっと都心に近い栃木県ないでも、佐野藤岡(IC)以南の岩槻IC付近間(約41キロ)で10月12日午前10時から、120キロに引き上げられます!
120キロの本格運用は新東名につづき、これが全国3番目で、栃木県内では初めて。先行する岩手県では2車線区間の運用なので、新東名同様に3車線で20分近く120kmクルーズが楽しめることに。しかも東京から500km離れた岩手まで出掛けなくても岩槻ならホンの一走り!
100km巡航との時間差は僅かなものですが、紅葉シーズンも控えて120km運転を体感できる場所としては貴重です。
120㎞・・・・改装前の富士スピードウェイで私が走らせたリッターカーの平均速度が大体これくらい・・・
その昔、日本の軽自動車フロンテSSをグランプリドライバー、スターリングモスがイタリア「太陽の道」で走らせた高速連続走行では125㎞近い平均時速を記録しています。東京から岡山あたり、あるいは津軽半島の三厩駅付近までの距離を僅か6時間で走り切ってしまう俊足!
たった36馬力の軽乗用が恐らくは140kmに迫る巡航速度で、アウトストラーダを疾走する姿を想像するだけでも痛快でした!もしも今、ツインキャブで武装した極上のコンディションのLC10があったなら・・・・
当時の軽スポーツタイプの馬力競争は熾烈を極め、ダイハツが40馬力をエンジンルームに叩きこんだのが頂点。
以降、度重なる排気ガス規制に呑まれるように軽乗用人気は下火となり、鈴木がアルトで人気沸騰を迎えるまでの間、冬の時代を過ごさねばなりませんでした。
オイルショックを境に価格が急騰したところも、なんだか今の世情に似ていなくもありません・・・・・
(軽乗用の最高速度は現在では100kmに改定されていますが、指定区間では指示に従う、との記載がありこれに従った表現としています。