2022年07月21日

BYDが日本参入

ここ数年で一段と国際市場で存在感を増してきた中国独自資本系自動車メーカーのBYD(比亜迪)が日本市場参入を発表しました。
本社は深圳に置き、電気自動車を得意とする新興自動車メーカーの一つです。
そもそもは電池を作るメーカーだったのが、EV市場に完成車を供給する自動車メーカーにまで成長し、今後はテスラにも電池を供給するサプライヤーの役割も果たす予定です。

EV先進国の中国でもシェアは圧倒的。世界でも屈指のEVメーカーで株式の時価総額もテスラやトヨタに次ぐ世界№3に!。そのBYDが2023年を期に日本市場に上陸。ディーラー網も100店規模で構築される見通しです。

手始めにSUVのATTO3、次いでセダンのSEAL、ハッチバックのドルフィンを導入する見通しです。が、問題はカカク=価格です。

人件費が上昇したとはいえ、製造コストの安い中国産の車に自社生産の電池を載せるとどうなるか?
恐らく日本車が想像もできないようなコストパフォーマンスを発揮するかもしれません。

サクラが好調な受注を見せている日本ですが、5,3ナンバークラスではまだまだ3万㌦後半がやっとというのが日産リーフやテスラ3の最低価格。
もしもここにドルフィンが5ナンバーで2万㌦台後半のプライスで参入してきたら、あるいは一気に市場を占拠してしまうのでは?
質感もリーフほどの上級感は演出しておらず3万ドルを大きく上回ることはなさそう。

軽とはいえ2万㌦以上するサクラだって、真っ向から勝負を強いられるかもしれません.BYDの強みは価格だけでなく航続距離の長さにも定評があるからです。現地販売員の言葉を借りれば「EVのセダンモデル『漢(Han)』は、一度の充電で650~700キロ走る。』のだとか!
これがホントなら、そして価格次第では日本市場に大きなインパクトをもたらすことも十分ありそうです・・・・・いずれにせよ2022―23年という年は日本でEVビッグバンとなる大きな可能性を秘めているようです。
急速充電器足りなくなるぞ~

| 15:21 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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