2022年06月07日
クルマで例えるなら初代シルビア?
島谷ひとみが歌う亜麻色の髪の乙女
すっかり彼女の代表曲の感がありますが、実はこの曲が一世を風靡したのはもう50年以上も前のこと
その頃の日本の音楽シーンを代表するのは熱狂的なグループサウンズブーム、イカ天よりも20年も早く根付いたバンド・ブームです。
ビートルズが来日してのち、和製グループがあとからあとから登場し、ブルーコメッツが大ヒットを飛ばすと関西で産声を上げたタイガース、堺正章、井上順らを擁するスパイダース、萩原健一のテンプターズとグループサウンズだらけの音楽界となりました。
ブルーコメッツがジャズ・テイストのグループだったのに対しローリングストーンズに範を取ったロック系あり、アイドル系を狙ったオックスのようなウケ狙いあり、カレッジポップス系のヴォーカル重視系あり・・・・・
そんな中にあってヴィレッジシンガースというグループはルックスに媚びることも泣く、爽やかな歌唱が持ち味で、言ってみればグループサウンズの清純派💌
そんな彼らの代表曲が国民にも広く認知された、亜麻色の髪の乙女、だったわけです。
島谷ひとみが唄う姿はこの曲にぴったりのイメージで、今更ながら彼女のオリジナル曲だと勘違いしている人が多くても無理からぬこと!それくらいイメージ通りに歌い上げてくれます。
彼女が今回立ったステージは昭和の懐かしいジャズの名曲を集めたTokyo modern times,МCは田中美里さん。あの冬ソナでユジンの声を演じた彼女です!
半世紀も前の曲が、いまもこうして新しい息吹を与えられて息づいている、そのことに驚くとともに60年代末のグループサウンズの熱狂的ブームを懐かしく思い出したひと時でもありました。
ところで亜麻色の髪って、どんな色?
今なら検索してすぐに分かりますが・・・・・