2022年06月11日

緑の効能

昔・花とおじさんという切ない歌が流行りました。
可鈴な一輪の花が生涯を尽くしてオジサンをいやす、そんな歌ですが植物、草花に限らず森林でも巨木でも人間をいやしてくれる不思議な力が備わっているのはまず、間違いないことでしょう。

どうしてなのか?
フィトンチッドという物質については解明が進んでいますがそれ以外だと・・・・
太古の昔、まだ人類に進化する前、森の存在は類人猿はゆりかごのようでもあり、天敵から守ってくれる砦のようでもあり、はたまた栄養源を供給してくれる糧でもあったはず。そんな記憶がDNAに深く刻み込まれているゆえの、人間側の思い込みなのか?
あるいはフィトンチッドのほかにも人間にプラスに作用する何かが分泌されるのか?

今、猫の額ほどのベランダでスクスク育っているのは・・・・鉢に植えたスミレ。開花時期を過ぎていま種のようなものが膨らみ始めています。
ブロック塀の根元,郵便受けの1メートルほどしたの僅かに覗いた地面から野に咲くすみれを見つけたのは春先のこと。

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このまま、雨ざらしでも来年開花してはくれるだろうけど、犬や酔っ払いの不測の攻撃に遭わないとも限らない・・・・・小さな鉢を用意してさっそく移住計画実行です。
根を傷つけぬよう‥‥と掘り進めて行きますが、なかなか地中深く潜った根っこを先の方まで採掘するのは無理。案外深く根を張っていたのです。仕方なく一部を残して鉢に。
カンカン照りの時などはあっという間に水不足と見え、ぐったりとしてしまいます。そこで、一回り大きな鉢を準備、再びお引越しです。今度は長く根を伸ばしても充分水を吸い上げられるように、との対応策です。

今のところ、二度の植え替えが奏効したのかぐったりするシーンは見かけません。晴天が予想されると水やりは不可欠。これで休日など家を離れるときにはどうしよう?という問題は未解決ですが・・・・
どこからか運ばれてきた種が我が家に根付いて開花させたスミレの花。来年はもっとたくさん咲くように、とあれこれ・・・・・・結局ケアされているのは人間ではなく草花の方だったり、という花とおっさんの話でした・

| 11:26 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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