2022年06月21日
壁に耳あり、ドローンあり?
幕張rメッセで開かれたドローンのコンベンション
一般向けではなく業界向けの質素なイベントでキレイなお姉さんも少なくカメラ小僧も見かけません。
注目したのはドローンのこれからの姿です。
まず新しい機体
大型化となると電池にモーターでは限度があります。そこで固定翼を持った飛行機の形をしたドローンが目立ちはじめました。回転翼のみだと飛行中の浮力は常にプロペラに依存しますが固定翼なら離着陸だけ回転翼頼みで水平飛行のエネルギーを節約し搭載できる荷物も増やせます。
もう一つは新たな動力源,灯油を使うガスタービン・エンジンの試作品もありましたが、ここにも燃料電池のトライアルが!水素タンクに圧縮水素を充填すれば長時間飛行や長距離飛行,大型機の開発も可能になります。
別の側面から見ると自治体による積極的なドローンの活用実験が目を惹きます。過疎の自治体では物品の配送や処方薬のデリバリーなど、アクセス手段の乏しい高齢世帯に向けた配送問題は切実です。
ビジネス面でも山間地でのインフラ整備や点検,監視,大きな屋内施設の夜間巡回警備の需要も見込まれます。
空を飛ぶだけがドローンではありませんでした!
水中ロボットを抱き抱えて水面上からリモート発進させる水空両用ドローンも注目です。
かと思えば,車輪をつけて垂直な壁を登っていくハイブリッド型のドローンも!高層ビルの危険を伴う高所作業などに多くの需要が見込めそうです。
思っていた以上にドローンの可能性は大きいぞ
そんな印象を受けたドローンのコンベンションでした。