2021年12月16日
suppocar必須?
警視庁が来年にも導入する運びの高齢者限定免許
何を限定するかと云えば運転できるクルマを2020年以降に認定を受けた、安全運転支援の装備を持つ通称サポ・カーに限って認めると云うもの。つまりオールドカーのマニアがこの免許をとったら、もうサポカー以外は運転できなくなる、という寂しいシステムです。
高齢者をめぐる悲惨な交通事故はペダルの踏み間違いを筆頭に、ここ30年のAT車普及に伴うかたちで、悲しいことに決して珍しいものではなくなりました。たんじゅんなミスが重大な結果を招く、それを防ぐには高齢者の運転機会に制限を設けるしか無い、という対処療法ではなく、そもそもミスが起こりにくい構造に改めることの方が先決なのでは?とも思いますが、まずはサポカーというかたちで具現化されたことは1つの進歩と見ていいでしょう。これを軽トラックも含めどれだけ安価に普及させられるか?も課題です。
たとえば両足にハンデを持つひとたちのためにアクセルとブレーキ操作をバイクの様なバーハンドルで行える簡易改造車があります。アクセルはグリップを回す動作.ブレーキはレバーを押し下げる動作なので、間違えようが有りません。これだけでも踏み間違え事故の激減につながるとしたら、サポーカーの代案としても良いのではないでしょうか?
今50代から上の人ならばまずマニュアルシフト車で免許をもらった人が大半の筈.ならばマニュアルシフト車に乗ることを義務付けるのも手ですが、残念ながらこれは経る一方。軽自動車を例にとればスズキが生産している現行のアルトや軽トラにはまだマニュアルミッションが選べる他はホンダn−oneのrsやn−vanの6速マニュアルが希有な例です。もう少し安ければ喜んで買いに走りたいところですが生産量が減るほどコストも割高に付くのは致し方無いところです。
cvtが大半を占める今の新車から好みのモノを探せと云われても、難しいものがあり、やはり変速ギアを持つ車種にはこだわりたいところです。高齢者と呼ばれる頃になったら、満足できるクルマが売られているのか?ヤリスのgr−fourの安い出物を待つか?
免許制度も時代に応じてますます細分化を迫られそうで、原付、小型とそれ以上しかなかった頃のバイク免許の時代が懐かしく思い出されます。当時はナナハンにノーヘルだって合法で高校生の同級生がCB750で高校の駐輪場に乗り付ける姿もあたりまえの様に眺めていました.が、それも程なく禁止される時代を迎え原付以外はヘルメット着用義務、401ccを越えるバイクには超難関だった限定解除免許が必要となります。
でもそんな規制強化の裏にはいくつも悲惨な事故で散った若い命があったことも否めず、ケンとメリーのCMキャンペーンでケンを演じた若いモデルの男の子も、メットを被っていたら悲惨な死を迎えずに済んでいたのかも、と考えるとこうした免許改正も異を唱える訳には行きません。
それはそうとサポ・カーの名称だけは何とかならないものでしょうか?勿論海外にはこんな用語は無く、警察関係者にはパトカーと語感が似ていて違和感が無いのでしょうけれど・・・・・