2021年11月17日
日展2021
今年も日展の季節が訪れています。
去年もそうでしたが、今年もほぼ例年通り。制作環境にしてもそもそも密とは無縁な世界。
ウィルスによる影響はほとんど感じられなかった、と言いたいところですが何となく暗めのトーンの色調が増えたような・・・・遠くへスケッチ旅行に出かける機会も減ったのか、身近な題材を扱う作品も多かったような気もします。
(写真のように見えますがよく見てみると・・・・・・・)
女性をモデルに据えた人物像が多いのは例年通りですが、働くおじさんを写実的に捉えた作品も着実に増えています。
絵画に比べると、その展開する世界は広がりにくいのが彫刻。ですが、アニメに題材を得た作品もチラホラ、十年くらいたったらこれもトレンド入りするのかも。
じっとしていない動物を描いた作品にはなかなかお目にかかりませんが、毛皮の質感をまるでそこに本物が展示してあるような超リアルな筆致で描いた作品などもあって、その見事なテクニックには目を丸くして見入ってしまいます。
今年の日展もいよいよ今週迄。今年もあと四十日を数えるばかりとなってしまいます・・・(撮影、公開は可能です)