2021年11月25日
双璧だったあの雑誌も・・・
知らなかった!迂闊にも・・・・日本カメラ(月刊誌)が休刊していた!
図書館でふと雑誌コーナーで目に触れた日本カメラの棚には今年5月号で休刊しましたの文字が。
昨年アサヒカメラが休刊してから一年足らず、カメラ月刊誌の双璧が両方とも無くなってしまうとは!しかもあちらは緊急増刷する人気ぶり?だったのに...
さらにこの雑誌は日本カメラ社と言う会社組織が刊行していてこの会社も休刊と共に解散と記されているではありませんか!
高校時代の図書室で隅々まで読み込み、巻末の広告で紙上仮想ショッピングを楽しんだ日々が思い出されます。それだけじゃなく巻頭のグラビアを楽しみにしてたまにはフォトコンテストに応募して力試しに励んでいたアマチュアカメラマンの諸兄はさぞ落胆された事でしょう。人口比にしたら幾ばくでも無いのかもしれませんが?
写真そのものが廃れた訳じゃ無く、ますます身近なモノになっています。例えばスマートフォンを持たないガラケーオンリーの母も流石にコンパクト。デジカメは使いますが、撮り終えたらDPE任せでプリントされた写真を見ています。そんなコンデジも今ではiーphoneに性能で上回られ、市場はもっぱらカメラ内蔵の端末とミラーレスに二分されていると言ってもイイ状態です。
他方で写した写真の大半は今や液晶画面で一瞥され、ハードディスクに格納されるか間違って消去されるか、クラウド上に置き去りにされるかのどれかでしょう。紙の媒体で写真を見ること自体が激減しているんです。一枚あたりのコストも飛躍的に安くなった代わりに一枚の重みもウンと軽くなってしまった様です。
今年最初にプリントしたのは急死したインコの写真でしたが、まさか人間サマの遺影もいつかプロジェクターで、なんて時代が来るんでしょうか?